1994年からラブリーホールのシンボル事業としてスタートしたかわちながの世界民族音楽祭、通称 “世民(せみん)”。
「世界各国の文化の多様性を、ワールド・ミュージックを通して体験できるお祭り」を大きなテーマとして、音楽だけでなく、土地の文化を感じられる1日を演出しようと試みてきました。
当初は、世界に名だたるワールド・ミュージックの有名アーティストを招へいし、全国から愛好者が訪れるイベントであった一方、市民からは馴染みの薄い、ある意味マニアックなイベントでもありました。
そこで、2009年からは、市民参画の「かわちながの世界民族音楽祭 企画・運営委員会」を立ち上げ、市民スタッフの力を借りて、市民目線の親しみのある音楽祭を目指しています。
市民スタッフの活躍は、本部でのお客様対応、ステージへの呼び込み、アーティストの誘導など音楽祭当日の役割のみならず、舞台装飾作業や出演者の衣裳製作から、プログラム設計まで、多岐に亘ります。
今や、かわちながの世界民族音楽祭は、市民スタッフと協働して創り上げる、財団とアーティストだけでは決して創りあげることのできない音楽祭となっています。
そんな中、2015年からは、ワールド・ミュージックを紹介するお祭りから、ワールド・ミュージックを河内長野から発信するお祭り・河内長野らしい音楽祭を目指し河内長野市在住の、のこぎり演奏家であり作曲家であるサキタハヂメ氏とともに、奥河内にある資源で、奥河内にいる人たちと、奥河内ならではの音を奏でる「奥河内音絵巻」シリーズとして公演を重ねてきました。
現在「かわちながの世界民族音楽祭」の枠を超え、「奥河内音絵巻」事業としてこれまで取り組んだ事業内容を継承し、地域に根付きつつある根を絶やさないよう、河内長野から世界へ発信する事業として企画・制作に取り組んでいます。
【奥河内音絵巻とは】
奥河内の自然、歴史、人々などから影響を受けた音楽家サキタハヂメが、仲間たちと作り上げる音楽と光のタペストリー。コンサート、ミュージカル、演劇、インスタレーションなどの要素を活かした、体験型のエンターテイメントです。
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